京大のホームページには
「京都大学医学部(病院RI実験施設)における火災についての危険時の措置の届出」と題する文書が公開されている。この文書の中味を検討するために、規制委員会に1)届出書類を受け取ったか 2)その内容の妥当性,整合性をチェックしたか 3)その文書の公開に同意したか と訊ねてみた。最初は「京大の届出に関して当委員会はチェックして間違いがないと判断したから公開したはずと回答」したが、数時間あとには、「届出を確認しただけで審査はしていない。今後も内容のチェックをすることもない。記入形式が間違ったりしていたら指摘するだけである」との最終回答を得た。 どうも頼りない経過ではあったが、中味の整合性などはどうでもよく、放射性物質を使用していた研究室で火事が発生したが、室外には放射性物質は飛び出さなかったと京大が伝え、委員会はなんの検討もなく、それはよかったと無責任に返事し、文書は今後も書類の山の中で放っておかれるだけのようである。電話の相手は 03-5114-2190(コールセンターと名乗っていた)である。かくして、住民が何を問題にしているかなどは規制委員会にとって「知った事か」で終わりである。近い内に第2回目の申入書への京大からの回答が届くとのことで、その回答を申し入れ団体と一緒に検討したいと思っている。