2018年8月25日土曜日

こんなこともありましたー大同生命国際地域研究特別賞受賞

人生とは面白いものです。ある日、知人から「大同生命国際文化基金」から「大同生命地域研究特別賞」がお前に授与されることになったから謹んでいただくようにとの知らせだった。表彰という世界には無縁の人生を送ってきた身には、まさに驚きである。せっかくのご配慮と思い、授賞式に出席し、表彰されてきた。表彰理由は「カザフスタン研究の突破口を開けた」ことらしい。学会にもまったく所属せずに、突然のカザフ詣を始め、大統領特使を私的組織で招待し、大使館をカザフに開設する切っ掛けを作るなどとは普通ではやらないことだから、特別に取り上げていただいたのだろうと思っている。ありがたいことである。爾来28年、カザフ・アラル通いを続けている。多くの方達の支えのお陰で、感謝である。表彰状とともに賞金もいただいたので、この10年以上も続けている「アラルの森プロジェクト」植林活動の資金にさせていただき、現地のNGOにドローンをプレゼントして、植林地の地形や塩類集積状況や植生などの情報を収集してもらおうと思っている。アラル海旧湖底沙漠の空からの風景をお見せできればと思っている。

「現場とつながる学者人生」出版記念講演と懇親会

私の拙書「現場とつながる学者人生ー市民環境運動と共に半世紀」(藤原書店発行)が5月に発行されました。長年の運動仲間である槌田さんと松久さんが呼びかけてくれまして、この本の出版記念講演会と懇親会が8月12日に開かれました。晴れがましいことは苦手ですが、またとない機会ですので、私のことよりも、私の運動仲間同志の懇親ができればと思い開催をお願いしました。講演会は180人、懇親会は120人ほどの参加と聞いています。大学関係者には知らせずに、市民運動仲間の交流会ができればと。もうひとつは、フクシマの避難者の方達が新しい仲間を作ってもらえればと。それにしては時期が悪いと多くの人から叱られました。ちょうどお盆休みであり、帰郷する人も多く、またフクシマの子供達の保養キャンプが各地で開催される時期でもありましたので参加できないと連絡が多く寄せられました。昔の運動仲間と10年、20年ぶりに会えてよかった方も多くおられたようです。皆さんの口伝えで、この本が多くの方に読まれればと願っています。講演会の模様はNETでも配信されているようです。