2018年11月28日水曜日

省農薬ミカン園は生残ったー新規就農者との出会い


昨年の1231日の本ブログに「省農薬ミカン栽培者の早すぎる他界」を記した。それから1年が過ぎようとしている。栽培者を失ったミカン園をどのように継続するかと途方に暮れた一時もあった。放棄ミカン園がいっぱいある和歌山の集落内で後継者を探すことは不可能だから、友人知人の伝手を辿っての省農薬ミカン園の栽培農民探しを始めた。なんとか有力な候補者が登場したが、本当に引き継いでくれるだろうかと心配しながらの半年が経過し、その候補者は新規就農者として地域の農家に迎えられ、支えられて省農薬ミカンの栽培を学び、収穫期に入り、はじめて箱詰めし、出荷し、受け取った人達から「よかったね」とのメールが届いている。こんな秋が迎えられるとはと農薬ゼミの学生たちと喜んでいる。昨日まで3日間、老体に鞭打って収穫労働に従事してきた。充分に喜んでもらえるミカンが採れた。多くの消費者がこの1年の激動を支えてくれ、そんなことならと購買者を増やしてくれた。そして、いま、農薬ゼミのメンバーは注文に答えられる発送ができるかと心配している。不足したらどうしょうかと、注文書が到着する度にドキドキしながら対応に追われている。あと1ケ月の新規就農者とそれを支える農薬ゼミの苦労と感謝の日々を見守っていただきたい。

2018年11月12日月曜日

ザ・市民運動家ー憂楽帳(毎日新聞)

こんな記事になるとは思ってもいずに、先日ある会合に呼ばれて話しました。「現場につながる学者人生」という拙著を出版してもらったら、いろんな方が関心を持ってくださり、すこしは世間の話題になっているようです。よろしければ読んでいただけると幸いです。藤原書店発行です。

2018年11月11日日曜日

「折々のことば」に取り上げていただいた

「現場につながる学者人生」という拙著を出版してから、いろんな方が書評や感想を書いてくださり感謝感謝である。ある朝、出版元の藤原書店から電話があり、「折々のことば」担当者から「雑談できないのは、本当にピンチです」を取り上げると連絡があったという。そんな文を書いていたのか、何ページかと尋ね、拙著を開いたら、たしかにこの一文があった。こんな部分をしっかりと読んでいただいたことに感謝であり、数日後の10月15日の朝刊に掲載された。我が家では別の新聞を取っているので、知らなかったが、当日早朝から、各地の友人から電話やメールで「掲載されたよ」、「お前の名前が載っている」と知らせてくれた。身にあまる光栄である。筆者の鷲田さんに礼状をと思いながらまだ書けていない。