新年早々の1月3日の朝日新聞の記事で、東芝がカザフに原子炉を輸出する交渉を進めていると報じた。東芝も政府も丸紅もフクシマをどのように総括しているのだろう。あきれ果てる所業である。成長戦略の柱だという安倍内閣を成立させた責任を考えよう。記事は以下のように記している。「福島第一原発の事故後、日本では新規の原発建設が難しくなっているが、海外への輸出は、政府が成長戦略の柱の一つと位置づけている。」と。チェルノブイリとフクシマが原発は人類社会と共存できない技術であることを証明したにもかかわらず、自国で売れなければ他国に売ればよいとする安倍政府を私たちは容認するのか。そのような「成長」を日本人は認めているとは思えないのだが。アラル海問題を見続けてきた者として、カザフに原発輸出など認めることはできない。
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