2014年6月29日日曜日

いよいよ公明党の終焉

毎日歩く散歩道でピンク色のポスターが目に付き、「安定は、希望です」との意味不明の文字が書かれている。公明党のポスターである。この日本文をどう解釈するのかと毎日愛犬と歩きながら考えていた。公明党関係の知人も多く、イベントにも誘われることもあり、先に書いたようにそれなりの期待をしていた。しかし、安倍自民党と政府与党になり、ついに「集団的自衛権」なる憲法の曲解に加担するようになった今の公明党に親近感などない。いろんなブログを検索していて、「安定は、希望です」を「公明党が望む政治的安定が実現すれば、国民一人ひとりが未来へ希望を感じますよ」と解釈しているのに出会った。ということは、自民党にすり寄り、与党でいることが、自らの安定であり、その位置を逃したくないと言っているのだろう。その後の国民うんぬんは付け足しだけとみれば、昨日今日の公明党の振る舞いが納得できる。公明党の支持者は真にこんな党を支持したのではあるまいに。このままで週が明ければ公明党の終焉である。

2014年6月17日火曜日

石原環境大臣は辞任を


石原伸晃環境大臣が616日に、中間貯蔵施設の建設(大熊町と双葉町)について、官邸で菅義偉官房長官に報告した後、「説明会が終わったから今後の日程について話をした。最後は金目でしょ。(菅氏は)こちらが提示した(住民への補償の)金額については特に何も言っていなかった」と記者団に語った。中間貯蔵施設建設では、地元への交付金額や地権者に対する補償額が焦点になっている。石原氏の発言は、政府が地元との交渉を金で解決する意図なのだろう。大熊町の渡辺町長は「中間貯蔵施設は住民が先祖代々の土地やお墓を手放すことになるもので、お金だけで解決できるものではない。それでも必要だからと、協力しようという住民もいる中、その気持ちを踏みにじる軽はずみな発言だ」と述べた。これで思い出すのは、環境庁長官(今の環境大臣)であった彼の父・石原慎太郎が、1977年に、水俣病患者の直訴文に「IQの低い人が書いたような字だ」と言い放ち、さらに、患者さんの中に「偽患者もいる」と発言し、厳しく追及され、4月22日に患者団体と水俣病患者に土下座をして直接謝罪した事件である。親子揃って環境行政のトップに立ち、親子揃って被害者を侮蔑する姿勢に憤りを感じる。環境大臣は被害者救済を進める立場だろうに、その任に不適切であり、即刻辞任すべきである。なさけないおやこである。

2014年6月13日金曜日

公明党が死んで行く

安倍政権の傍若無人ぶりに有効な反撃が打てない野党に失望の日々である。それ以上に公明党の振る舞いが悲しいかぎりである。今から25年以上も前の1984年に、京都の市民が「原爆の図」展を京都市美術館の半分を借り切って開催した。丸木夫妻の名画13作全部を展示し、10日間で3万人の入場者があり、この記録は今でも破られていないのでは。この運動に創価学会員や公明党支持者も多数参加してくれ、その誠実な活動ぶりは主催団体の者に感銘を与えた。静かに平和を願う庶民の典型のような人々だった。その人たちが集まる公明党が集団的自衛権という憲法をねじ曲げる安倍自民党に同調するとは信じられない事態である。庶民の党である公明党が支持者とは関係なく死んで行くとしか思えない。あのおだやかな人々が本当に納得しているとは思えない。声を上げて欲しい。もちろん無党派の市民も。安倍自民党に総選挙で投票した人たちも、そこまでお前に任したのではないと声をあげてもらいたい。それが民主主義の基本であると思う。

2014年6月2日月曜日

『美味しんぼ』騒動の真実が分かるかも

『美味しんぼ』騒動は落着したのだろうか。また、この騒動はなんだったのだろうか。おそらく、福島原発崩壊事故の影響のうちでも核心を表現していたゆえに政府が慌て、言論統制に走ったのであろう。ここにひとつの報告書がある。「低レベル放射線暴露と自覚症状・疾病罹患の関連に関する疫学調査ー調査対象地域3町での比較と双葉町住民内での比較ーと題したものである。2013年9月6日に疫学調査プロジェクト班が書かれたものであり、岡山大学の津田氏らの調査研究の成果である。その結論部分には、「平成24 年11 月時点でも様々な症状が双葉町住民では多く、双葉町・丸森町ともに特に多かったのは鼻血であった。」と記されている。このプロジェクトの一員の中地氏が京都の市民環境研究所で講演をされるので、詳細を知ることができるだろう。関心がある方は参加されては。
  市民環境研究所総会記念講演
  日時:6月21日(土)午後2時〜4時
  会場:京都大学農学部W106教室(京都市左京区北白川追分町)
  演題:「水俣と福島から国の責任を問う」
  講師:中地重晴氏(熊本学園大学)
  問い合わせ:NPO法人・市民環境研究所(075-711-4832)
                                 e-mail  : pie@zpost.plala.or.jp