7月1日午後6時過ぎに発生した京大病院構内研究室の火事は消防車24台の出動で消し止められた。この火事に京大がどのような対応を取るのかと京大本部や医学部病院のホームページを観察していた。しかし、消火から3日目の7月4日朝になっても何の表明も見当たらない。火事現場から50mほどにある知人宅に電話を入れると京大からは何もないという。4日午前9時頃に京大広報課に電話を入れると大学本部ではなく、病院の総務課が対応しているという。仕方なく病院に電話すると、近隣住民にはなにもお詫びしていないという。
自らの過失で出火させた当事者機関が、3日間経っても周辺住民になんのお詫びも説明もしていないとは信じられない態度である。もし、京大職員の自宅で火事が発生させたとして、3日あとになっても隣近所にお詫びをしないなら、その家族は地域から追い出されるであろう。京大ならなにもしなくってもよいと思っているのかと声を荒げて抗議したら、夕方にはお詫びチラシを近所に持って行くという。チラシがどういうものかは分からないが、昼頃に京大ホームページを見るとお詫びと称するお知らせがあった。たぶんこの程度のものかと思っていた。夜になって知人に電話を入れると、お詫びと称するチラシが2階に住む人のポストには入れられていたが、1階の知人の店には誰も訪ねて来ないし、チラシも入っていないという。
京大病院のお詫びとは、面談ではなく、バーゲンセールの宣伝チラシ並みのポスティングということらしい。さすがに、穏健な知人も怒っていた。店を開いていた商店街でも同じだという。京大とはかくもお粗末・無礼な大学らしい。昔はそうでもなかっただろう。そのチラシの中味にも大いに問題があるが、その点については明日にでも書こう。まずは、京大よ、地域社会と共にあるといつも言っているのなら、もう一度、もう少し人間らしいお詫び文を近所にだけでも、ポスティングではなく、手渡ししたらどうだろう。
かつて、今回の出火地点の西側にある薬学部でガス漏洩事件が発生したとき、発生源が不明のために近隣住宅もガス使用を中止して漏洩源を探した。結局は薬学部のある研究室が漏洩源と分かり、そこの先生方は即刻住民宅を一軒ずつお詫びに回った。これが地域とともに存在する組織とその構成員の対応だろう。
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