2013年9月5日木曜日

京都学園大学のセクハラ事件の検証-6 20130904


セクハラ事件の経過

なぜこのブログで京都学園大学セクハラ事件を検証しだしたかを少しは理解していただけたと思うが、検証を進めるために、この数年間の流れを整理して示す。

20064月:バイオ環境学部が開学し、被害者は第1期生として入学。
2008年秋から:被害学生は加害者の研究室に分属し、卒論研究を開始。
2009年:加害教員によるセクハラが日常化。
20103月:被害者が学部卒業を機に被害を第三者に初めて訴える。
2010年春:第2の被害(2期生)が発生。
20106月:学部長が加害教員の卒論指導停止を決定。
20108月:6月の決定をなぜか学部長が全面撤回。
201010月:学部長はハラスメント委員会への提訴ができないことが判明し たと言って、被害者本人に提訴するように伝える。
201011月:学長、理事、弁護士が協議し、加害者は懲戒処分に相当しないと判断。
201011月:学長に対して学資返還要求書を提出するも、その後も回答なし。
20111月:学部長が加害教員に「お詫び」文書を渡す。内容は文末に掲載。
20113月:卒業予定学生が全学教員にセクハラ告発ビラを渡す。
20113月:第2被害者が卒業し、第3の被害者へのセクハラ。
20114月:ハラスメント防止委員会にセクハラ被害を正式に代理人提訴。
20117月:ハラスメント調査委員会調査を始める。
20118月:第3被害者関係者が学長に抗議。加害教員は病気休職に入る。
20122月:学校法人京都学園と加害教員を相手に民事訴訟提訴。
20123月:バイオ環境学部教授会は被害学生の除籍を決定。
20132月:ハラスメント調査委員会の調査報告書が学長へ提出。
20132月:加害教員の懲戒解雇処分決定。
20137月:民事訴訟の和解成立。


資料
  (加害教員名)                        2011120
                お詫び
                              金川貴博
ハラスメントの情報が入った20106月中旬において、
1.   その解決方法について、「ハラスメント相談ガイド」を参照するように学生に伝えたものの、その内容についての学 生への説明が不十分であったこと
2.     私よりも前にハラスメントの情報を得ていた防止委員や相談員が、「ハラスメント相談ガイド」に沿った措置をし ていなかったことに対して、適切な措置を行うように指示しなかったこと
3.   「ハラスメント相談ガイド」の解決方法に沿ったうえでの学生の意思を、6月時点ではっきりと確認しなかったこと
  について、深くお詫びします。
 その後、学生から事情を聞き、貴殿からも事情を聞いた時点で、両者の話の内容に大きな違いがあることがわかり、事実関係の確認が暗礁に乗り上げましたが、その時に、事実関係の明確になっていない部分にまで踏み込んで、8月初旬に執行部が事実であると考えた内容には、不当な部分を含んでいたと認め、お詫びします。また、7月下旬と8月上旬に、貴殿から事情を聞いた際に、事情聴取を行った教員の姿勢に問題があったことについては、私の管理上のミスであり、お詫びします。
今後は、この問題を早く収束させて、再燃しないように最大限の努力をします。
                            

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