2013年9月12日木曜日

京都学園大学のセクハラ事件の検証-9 20130912


大学当局の無責任が生んだ第3の被害者

 この卒業生の告発ビラの内容に対して内山学長以下の大学執行部がまじめに、真剣に対処していたなら、第3番目の被害者を救えたはずである。各学部の学部長、評議員からなる大学の最高責任機関である評議員会が議題に取り上げていたなら、加害教員も自粛しただろうが、前回のブログに書いたように、学長は誰がコピーしたか等を詮索するだけであった。この無責任な学長にはまだ任期があるから、この大学のひどさはつのるだけだろう。こんな大学当局のテイタラクに加害教員は増長し、第3の被害者へのセクハラは好き放題となり、5月頃には、学外者の小生でも大変な事態が発生しているらしいと漏れ聞いていた。3人もの被害者が発生しているにもかかわらず、学部のハラスメント相談員はまったく救済機能を発揮せず、ただ口を開けて待っているだけのポストでしかなかった。このような事なかれ主義体質が改まらない限り、この大学では学生の人権は守られることはないから、近づかないに越したことはないと思う。もしもこの大学がマシになるチャンスが生まれるとすれば、それは被害学生への謝罪から始まるだろう。なぜなら、どのような言葉で謝罪を表現するかが、次の改革の質を決めるからである。

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