1年10ヶ月を費やした調査委員会の結論?!
学部長のパワハラに関する調査委員会の結論は以下の通りである。
全文を引用する。
4 結論
以上のとおり、申立人のセクハラ申告に対する学部の対応として問題がなかったとは言えなが、相手方(注 金川学部長のこと)は、学部長として、申立人のセクハラ申告に対し、適宜調査の上、申告の内容や争点の有無、申立人の意向等を迅速に把握し、執行部会を主導して、学内規定に基づく処理を基本としつつ、申立人に対する教務上、学籍上の不利益を回避するような処置を行うべきであったと言え、この点が今後の課題となることを付言する。
以上が調査委員会の結論である。学内規定では被害者以外でもハラスメント委員会に提訴できるにもかかわらずできないと言って放り出したこと、教務上や学籍上の不利益が現に発生させたにもかかわらず回避するような処置を行わなかったことをパワハラであると訴えたのである。それなのに、なぜ「今後の課題」と終わるのか。そこには、自分たちが学生の人権を守る立場にいるという認識がまったくない。学生の人権を守れない大学は教育機関とは言えず、今後も発生するであろうハラスメントの被害を受ける学生は、このような質の悪さの中で、放り出される悲劇が続くだろう。
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