2014年12月25日木曜日

関電に抗議をー値上げの前にやるべきことがあるだろう

昨日の夕刊で関電の無反省な値上げの記事が出ました。なんの反省もなく、原発を動かせなかったからと電気料金の値上げを決定したという。関電に抗議のための申し入れを仲間が始めました。ぜひ参加を。take4luckylong@gmail.com までご連絡。


2014年12月23日火曜日

京都6区でも、安倍を上張り、でも違反ではないと

たまたま出会った知人が、自民党6区候補者のポスターに安倍来るの小振りのポスターを上張りしているのは違反でないかと選管に問い合わせたと教えてくれた。12月8日だったという。その結果は「違反でない」と言われたそうである。2区と6区でなぜ対応が違ったのか。選管は説明する義務がある。両区とも民主党の候補者が当選した。

2014年12月21日日曜日

こんなことが許されるのかー選挙用掲示板の異変

早朝のイヌとの散歩は最近の楽しみである。さわやかな気分で大通に出ると総選挙用のポスター掲示板がある。ここ京都2区選挙区では自民、民主と共産の3候補のみの立候補者である。選挙民には顔なじみの面々であるから、いまさらしげしげと見ることはないが、12月9日の掲示板を見て驚いた。自民党の候補者の顔を隠すように安倍晋三の顔があったからである。なんと翌日10日の11時30分に山科駅前に安倍が来るとのポスターがホッチキスで止めてあった。こんなことが許されるのだろうか、掲示板を何十年も見て来たがこんなことは初めてである。イヌとのたのしい時間のあとで京都府選管に電話をしてみた。男性が「比例区もありますから、党首の写真だから問題ないでしょう」と言う。昼頃再度電話を入れると「違反と思われるので対処(撤去)を求めた」という。妥当な対応である。ところが夕方に所用で出かけたところ、何ヶ所にも残っている。選管に夜になって問い合わせると「警察に通報したので」という。翌日警察に電話を入れると「聞いてない」と言って、「現場を教えてくれ」という。選管にまた電話をしても要領の得ない返事のみである。そして、山科駅に安倍が来る時刻も過ぎて、上張りポスターは大役を終えた。選挙後の掲示板にも何ヶ所かでそのままに残っていた。はたして許される行為なのだろうか。

2014年12月17日水曜日

最低の投票率で最低の政府を造ってしまった責任は?

今回の総選挙での投票率は戦後最低であったという。そうして安倍内閣は信頼されて、選挙の争点から必死ではずした原発再稼働、集団的自衛権の解釈改憲、秘密保護法などをさっそく具体化しようとしている。だったら自民党に投票した人々の意思は争点でないことを一番に考えていたのだろうか。重要課題を提示せず、説明せず、議論せずで国を形を変えようとする政府は最低の政府ではないのか。そのような政府を創り出してしまった、自民党に投票した人々や選挙に行かなかった人々はこれから自分の意思を表明し行動する責を負っているのではなかろうか。考えよう、最低の投票率の持つ計り知れない意味を。

2014年12月12日金曜日

利権誘導が国会議員の任務か

選挙戦も終盤である。自宅に居ても事務所に居ても選挙カーの声が聞こえる。うるさいなんて言うつもりはない。それよりも喜んでその内容を聞き入っているのだが、あまりにも質の悪いアッピールが腹立たしくてこの一文を書く。曰く「政権与党の議員を誕生させ、この街の発展を」とか「政権与党の議員を送り出し、経済発展を」である。議員は地元への利益誘導、利権導入が仕事ではあるまい。質の悪さ極まりである。

2014年12月11日木曜日

京都府選挙区の候補者は何を主張しているのか

市民有志が作成し、京都府選挙区の全候補者に政策アンケート調査した回答が以下のサイトに掲載されている。ぜひ全候補者の政策を読んでいただき、12月14日の投票の参考にしてください。そして、投票に行きましょう。
http://1214kyoto.com/index.html 

2014年12月2日火曜日

高島放射能汚染チップ不法投棄事件で有罪判決

今日12月2日の午後、大津地裁で当刑事裁判の判決が言い渡された。被告Tに対して、懲役1年6ヶ月、罰金100万円、執行猶予3年間で保護観察付きの有罪判決であった。細部については2週間後の判決分開示を待たなければならないが、告発する会の顧問弁護士によれば、保護観察付きの有罪判決はきびしい判決であるという。被告は東電から4億円を受け取り、堆肥の放射能基準である400ベクレル/kgをはるかに超えるチップを、堆肥にできるかのように振る舞って処分しようとした。しかし、そのような処分は最初から不可能であり、不法投棄しかないと承知の上で処分しようとした。引き受けた5000トンの汚染チップは北関東のいずこかで野ざらしにされていると断じた。これを処理するまでの保護観察付きの判決となった。きびしい判決であるとの顧問弁護士の感想である。
 起訴状や判決文を精査し、この事件の真相追及の動きを強めたい。そして、この判決を契機として、放射能汚染物質の全国拡散を阻止する運動を強めたい。

2014年11月25日火曜日

争点なき総選挙ではないー争点目白押しの総選挙である

安倍首相の悪政を拡大しようとする国会解散である。マスメディアは争点なき総選挙とか、700億円無駄遣い選挙とかを全面にだしているが。フクシマの人々はどうなった?、集団的自衛権はどうするの?、憲法九条の勝手な解釈改憲を誰が認めたのか、原発再稼働は誰が容認した?、TPPは?、秘密保護法は?・・・と問題は山積であり、すべて安倍政権の悪政である。争点目白押しの総選挙戦で大いに議論し、安倍政権崩壊はもちろんのこと、これからの我が国我が民の未来へと繋げよう。悪政の終点にするために一市民として全力で闘おうと思う。

2014年11月22日土曜日

高島放射能汚染チップ不法投棄事件裁判ー第2回公判


第二回公判が下記の要領であります。おそらく判決言い渡しがあり、これにて終結となるでしょう。
ぜひ傍聴に来てください。

滋賀県放射性チップ裁判第二回公判
日時 12月2日(火)  13時から
場所 大津地裁(別館2階、21号法廷
傍聴は抽選ではなく早い順番です。

どんな量刑が言い渡されるかも関心の的ですが、現在も北関東の某所に野ざらしになっている5000トンの汚染チップの今後に裁判官がどのように言及するかが重大な点だと思っています。このような不法投棄、放射能全国撒き散らしを許している現政府の無責任さを考える機会です。ぜひ傍聴にお出かけください。

2014年11月21日金曜日

放射能汚染木材チップ裁判で明らかになったこと−2  「希釈」?!

高島市の鴨川河川敷に高濃度に放射能汚染されたチップを不法に投棄した被告の裁判で交わされたやり取りの中に重大な言葉があった。それは「希釈」である。この言葉を検事も、被告も、裁判官までもが使ったのである。放射能の全国に撒き散らす政策を進める安倍内閣の言う通りのことを司法までが認めようとしている。すなわち、汚染チップを東電からカネを出させて5000トンも福島から持ち出し、滋賀県のみならず各地で、汚染されていないチップで希釈して、農水省の指導レベルである400Bq/kg以下にして堆肥としてまき散らそうと被告は企てたのである。そして、公判の中で、検事も裁判官も、希釈はできるのか、方法があるのかと被告に尋ねている。被告は囚われの身であるから今はできないが、保釈されたらできるようにすると裁判官に答え、裁判官も保釈されたらいつ頃までにできるのかなどと被告に尋ねている。あたかも、希釈を無害化のようにとらえ、それができるなら、刑期決定の際の情状酌量の条件にするかのような言い方である。とんでもない。そんなことを司法までが認めたなら、福島原発の放射能に高濃度に汚染されたチップだけではなく、瓦礫や土壌を全国に運び出し、バラまくことを許すことになる。司法よ考えろと傍聴人はみんな思った。

2014年11月9日日曜日

放射能汚染木材チップ裁判で明らかになったこと−1


 2014年11月6日午後1時半から、大津地裁別館21号法廷で当該裁判の初公判が開廷された。傍聴席70のうち12席は報道関係者席であり、58席が傍聴者用であったが、ほぼ満席であった。多くの方のご協力に感謝。被告も検事も弁護士も小さな声で弁論の内容を正確に聞き取れなかったので、細部の報告は後日に回す。概略を記述すると、検事が被告を廃棄物処理法違反で起訴し、被告は検事の起訴内容を全面的に認め、弁護士は母親を証人として出廷させ、今後はちゃんと管理監督しますので執行猶予付きの判決をお願いしますと言うものだった。求刑内容は懲役2年、200万円の罰金である。次回は12月2日午後1時から判決言い渡しである。この裁判は2回の公判で終わるようである。

 検事の冒頭陳述で明らかにされた重要な点は
1)東電から被告は4億円を得て、5000トンの汚染チップ処理を引き受け、その内の310トンを高島市の鴨川に不法に投棄した。被告の収益は9941万円であること。
2)滋賀県の説明では、鴨川に投棄された木材チップは「善意の第三者」が県外に持ち出したということだったが、搬出したのは被告本人が2000万円の費用を支払って持ち出したという。県はウソを言い続け県民を愚弄していただけであった。
 これ以外にも多くの問題点があるが、詳細な記録ができてから報告する。 
 
それにしても、公開法廷であるなら、発言が傍聴者に聞き取れるように改善すべきである。大津地裁にお願いする。また、傍聴席を手に入れるには、抽選でないから並んで待つように言われた。その場所は21号法廷の扉の前の踊り場である。成人男子が体をくっつけ合い、列は折れ曲がりながら、満員電車以上の混雑状態で並ばされること1時間半である。踊り場も使い、階段も使い、1階の広場も使えばよいのに。まして、抽選をしないのなら、到着順に入場券を渡せば済む。何回も巻を取る者がいるというのが裁判所の主張かもしれないが、わずか50人ほどなら数名いた係員が覚えていられる数である。次回からは改善を望みたいと裁判所に電話を入れた。

2014年10月30日木曜日

高島放射能汚染チップ不法投棄事件裁判が始まります


滋賀県高島市の鴨川河川敷に放射能高レベル汚染木材チップが不法に投棄された事件を市民が告発し、首謀者が起訴されました。その公判が116日に大津地裁で始まります。ぜひ傍聴に来てください。全国への放射能拡散を防ぐ運動としても大事な局面です。

日時:2014116日(木) 午後1時半から
場所:大津地裁 別館21号法廷
    大津地裁はJR大津駅の近くです。
   傍聴席は70名と聞いています。午後1時にお集りください。

2014年10月23日木曜日

ここまで落ちたか日本のマスメディアー台風19号の日

 2週間に二度も台風襲来とはと驚きながら、10月13日(月/祝日)は終日自宅に閉じこもり、久しぶりにテレビ画面を眺めていた。京都は中心が近くを通過した割には風雨ともに大したこともなく、速度を速めて通り過ぎ、関東東北へと行ってくれた。
 この一日のテレビ番組で驚いたことには、台風は東京で大騒ぎとなり、次は青森で大騒ぎ。崩壊した福島原発が台風で大丈夫か、大雨で汚染水は濁流となって流れていないだろうかと全国から注視されていたにもかかわらず、マスメディアは福島も原発も汚染水対策の一語も言わなかったし、画面もなかった。
 筆者の見落としかと思い、知人にも訊ねてみたが、みんながなかったと言う。ここまでマスメディアは政府とその上にある電力資本に支配されているということか。それとも福島だけは台風が通らなかったのだろうか。

福島原発告訴団講演会ー武藤類子さんにご参加を

 東京第五検察審査会の東電前会長などの不起訴は不当であるとの議決を受け、東京地検は再調査を行っています。10月は東京地検が起訴・不起訴の判断をする期日を迎える区切りかもしれません。そこで、下記の要領で告訴団団長の武藤さんの講演会を開催します。

 
日時:2014年10月24日(金)午後6時30分 会場:ハートピア京都(烏丸丸太町) 参加費:1000円 主催:福島原発告訴団関西支部


2014年10月16日木曜日

高島放射能汚染木材チップ不法投棄ー首謀者起訴される

京都新聞の報じるところによると、放射能に高レベルに汚染された木材チップが高島市鴨川河川敷に不法に投棄され事件について、大津地検は首謀者を廃棄物処理法違反で起訴したという。この事件については、市民環境研究所ブログで経過を追って報じられているのでぜひご覧いただきたいが、滋賀県の不適切な対応で現地住民は多いに迷惑を受けたことは明白である。この起訴を受けて、首謀者の犯罪が解明されることもさることながら、滋賀県が公開していない事態の全容が明らかになるものと期待している。とくに、数千トンとも言われる汚染チップ全体がどこに投棄されたかを明らかにし、放射能汚染物の拡散を防ぐきっかけになることを期待する。

2014年10月15日水曜日

農と食の安全確保に苦闘する生協活動を聞く

京都生協が主導する京都の生協連の原発と放射能に関する学習会の低劣さは近々記述したいと思っている。今日は、フクシマ原発から200キロも離れている土地で放射能汚染と闘っている関東の消費者運動を知るために、下記の講演会を開催します。ぜひお越しください。



“離れている”のに“ちっとも離れていなかった”

 日時:2014年10月19日(日)午後1時〜4時

  会場:京大農学部W306号教室
 講師:柿崎 洋(常総生協専務理事)
  資料代:500円
  主催:子どもピーポーパーポの会、市民環境研究所、関西よつば西京都ほか

  利根川をはさんで茨城県南部・常と千葉県北部・総地域で地産地消活動を展開し ている常総生協。福島第一原発からは200kmも離れている。でも大量の放射性 物質が降ってきた。生産者も流通業務も組合員も被爆して大混乱。どうしたらい いのか?何が出来るのか?生命を守れるのか?食べ物の安全・安心はえられるの か? 今も続く悪戦苦闘!3.11からの3年半。そこを話してもらいたいとこの会 を開催することにしました。

2014年10月13日月曜日

安倍自民党に投票した人こそ解釈改憲に異議を

 憲法9条がノーベル平和賞を受賞できなかったのは残念だが、受賞していたとしても我々がいまやらねばならないことは憲法9条を守る運動である。「解釈改憲」などという存在しない内閣の権限をあるかのように振る舞い、集団的自衛権を設定した安倍内閣の存続を認めるわけにはいかない。「戦争をさせない京都1000人委員会」の結成総会を先週開催した。多くの人々の参加と同志社大学の浜さんの切れ味よい講演で充実した総会だった。この委員会はいろんな形式で結成されればとよい。○○大学1000人委員会とか○○地域1000人委員会などなどが結成され、連携連帯して大きなうねりにしたい。とくに、安倍自民党に前回の選挙では投票した人々で、安倍政府に「解釈改憲」などまで付託したつもりはないと思っている人も沢山いる。議会制民主主義の基本は選挙に行くことと、その後の
政治の動向に個々人が意見をいう義務を果すことで成り立っている。しかし、この国ではそこまでの民主主義はない。先の選挙で自民党に投票した人々こそ、戦後69年のこの国が守ってきた平和主義を維持するために、安倍に対して「そんなことまでお前に任していない」と声をあげてもらいたい。真の民主主義の確立のために、この「戦争をさせない京都1000人委員会」の運動に参加を。

2014年8月26日火曜日

疑問質問を提示できる学生を

 毎年恒例の集中講義を京大で3日間行った。もうお役目ごめんの年齢だからと思っているが、学生と接してきた半生だから最後まで機会があれば引き受けてもよいかと思っている。まあ今年が最後だろうと思ったので、二つの試みをした。一つはこの3年間続けているフクシマ原発被災者の方にその胸の内、怒りを話してもらう半日である。福島市からの避難者の方のメッセージは充分に学生に届いたようである。その内の一人でも心と体を動かしてくれればよい。もうひとつは、最後の時間に書かせるレポートのやり方を変えた。いつもなら問題を出して回答を聞くのであるが、今年は質問・疑問を最低10個を書かせた。ことばの意味を問うだけのものもあったが、自分の考えを書いた上で質問文を書いているものもあり、読む側としては結構おもしろかった。先生が正解のある問いを出して、講義の中で教えた正解を書かせて点数を付けるのは教育ではないと思っているからこんなレポート時間とした。いろんな講義でやってくれないかと願っている。こんな経験の中から自分で新しい考えを開拓してくれる学生が育てばと思う。

2014年8月9日土曜日

フクシマを語らない大学教員

今年も京大での3日間の集中講義が終了した。30人ほどの学生を相手の15コマ分の講義である。講義名は環境毒性学で、1992年に開講した科目であり、退職後も集中講義の形で依頼されている。もうボチボチお払い箱になっても良いのではと思いながら、学生に接する機会と引き受けてきた。今年も福島からの避難者の方に1コマをお願いして話してもらった。原発被災者の話を学生が直接聞くことはほとんどないというから、この3年間続けている。学生は大きな衝撃を受けたようで、私の講義よりも価値あるコマであった。京大の学生に、この3年間、同じ質問をしている。それは、「講義の中でフクシマの話、原発の話を聞いたことがあるか?」とか、「講義の専門性と関連させてフクシマを話してくれた先生はいるか?」と訊ねてみている。答えは「ない」である。もちろん調査数が少ないのは承知しているが、どの大学でも同じで、先生方はフクシマは自分と関係ないと思っているらしい。あるいは「講義とはそんな世間のこととは関係ない崇高なことを教えるものだ」と思っているのだろうか。今、フクシマを語らずして何を学生に伝えるのだろうか。もちろん1科目15コマ全部をフクシマに使おうなどと言ったいるのではない。1コマでも半コマでもよいから語ってしかるべきではないだろうか。それが教育に携わる者としてフクシマの総括に繋がる過程であろう。

2014年8月1日金曜日

東電元会長ら「起訴相当」検察審査会が議決

福島原発告訴団・関西支部を引き受けて、市民環境研究所で事務を執り出して3年近く。先週末に告訴団関西支部ニュースの第10号を1800人の告訴人/会員に送付したところです。検察審査会の決定の時期が見通せないので盆前に発送したら、7月31日に「勝俣元会長ほか2名の業務上過失致死傷容疑で起訴相当」との議決が出た。やっとここまで来たかと酷暑の中で一服の涼を味わう。滋賀県の知事選挙に続いての感慨である。東京地検が起訴するまで酷暑であれ厳寒であれ乗り越えて闘い続けねばと。

2014年7月27日日曜日

民主党地方議員の質の悪さ


昨日、滋賀県大津市で「放射性チップ問題を考える集い」を開催した。約50人の参加であったが、滋賀の市民だけでなく、京都や大阪、東京からの参加者もあった。福島原発崩壊によって汚染された樹木の製材過程で出てくる放射能汚染チップの処理はこれからも重大な問題である。今日の本ブログで問題にするのはチップのことではなく、原発問題や放射能汚染問題に対する民主党の質の悪さである。昨日の集会でも無所属の高島市会議員が1名参加してくれたが、民主党の県会市会議員は誰も姿を見せなかった。放射性チップが鴨川に不法投棄されていた段階でも、市民からの要請に民主党議員はまったく反応しなかった。事態が進んでも同じであった。彼らはスポンサーの連合や電気労連などに縛られているのだろうか。滋賀の民主党だけではなく、京都の民主党市会府会国会議員も同じである。集団的自衛権の解釈改憲時に、本ブログで「公明党の死」を記したが、公明党以上に死に瀕しているのが民主党である。先の知事選で三日月知事の誕生に協力してきた者として、死に瀕している民主党が新知事の脚を引っ張らないように見張りしなければ。

2014年7月17日木曜日

「安全とは言わぬ」ならば川内原発を動かすな

川内原発の再稼働に向けた原子力規制委員会の判断が表明された。それは新たな規制基準を川内原発が満たしているかどうかの判断であり、決して安全が担保されたものではないというのが田中委員長の発言である。しかし、当委員会の判断は再稼働決定の基本となる結論である以上、委員長がどう言おうとも、安全もクリアされたと政府は解釈するだろうし、住民も仕方がないと思う根拠になるだろう。なのに、自己の責任は回避するための逃げ口上を委員長は公言した。こんな恥ずかしい発言で責任は回避できる訳はなく、なぜ彼はこの委員長の席に居るのかを説明すべきである。でなければ恥ずかしい輩と言わざるを得ない。こんな人物に未来を託している国に住んでいるのである。フクシマに何を学んだのだろう。川内原発再稼働阻止の闘いを続けよう。

2014年7月16日水曜日

放射能汚染木材チップ不法投棄事件報告集会参加を

滋賀県高島市の鴨川に福島県から持ち込まれた放射能に汚染された木材チップ事件の顛末を以下の集会で報告します。ぜひご参加を。全国にこれ以上拡散することを阻止する為に滋賀県での問題点を整理し、監視の目を拡げましょう。
  7月26日 午後1時から4時半まで
  大津市浜大津にある 明日都浜大津(京阪浜大津駅から徒歩1分)
  参加費 無料
  主催は 放射性チップ問題を考える実行委員会
  問い合わせは sigachipu@yahoo.co.jp  あるいは 090-7757-1959

2014年7月14日月曜日

三日月さんの当選を祝う

昨夜遅くに滋賀県から朗報が届いた。滋賀県知事選挙で、自民公明や維新というこの国を崩壊に導いている党に推された候補者をチームしが推薦の三日月さんが破って当選したとの報せである。選挙選半ばまでは水を開けられていたが、追いつき追い越しての当選である。県外からではあるが、微力ながらも応援した介があったと喜んで就寝した。この選挙を小生は大飯原発再稼働阻止が成功するかどうかの闘いと位置づけていた。候補者本人にも会い、再稼働反対を、脱原発を明確にしてほしいと要請もした。卆原発の三日月を満月にしてくれと知人に要請もした。福島原発の放射能に汚染された木材チップが不法に投棄された事件を高島市の地元民と取り組んできたが、嘉田知事の対応には納得できず、異議を申してきた。不法投棄物は撤去されたが、不法行為者の告訴の決着はまだついていない。これからも新知事三日月さんとはやり取りをしなければならないだろうが、今は当選おめでとうと祝意を送る。

2014年7月13日日曜日

安倍内閣の解釈改憲への海外からのメール


「集団的自衛権」や「防衛装備移転三原則」など憲法の精神を踏みにじる解釈改憲を強行している安倍内閣の政治は海外でどのように受け取られているのだろうか。この25年間、小生が通い続けているカザフスタンからのメールを紹介する。メールの発信者は北朝鮮出身でカザフに在住している83才の朝鮮人である。13才まで日本の占領下で日本語教育を受けた男性老人である。彼からのメッセージは日本は新憲法を採択し神風特攻隊を世界の至る所に送る事の出来る世界最大の軍事、経済強国になりました。此のニュースきいた瞬間から私は 軍歌:暁に祈る,燃ゆる大空、加藤隼戦闘隊、ラバウル航空隊、貴様と俺とは同期の桜、予科練の歌は勿論 古賀雅夫のまぼろしの陰を慕いてを歌い始め毎晩歌わない日はありません。そればかりではありません。私はアベシンゾウのお陰様でこのようにとても愉快な毎晩を送っています。此の時、幼い時に国民学校で一緒に歌った友たちのお顔が私の目の前に浮かんできます。」と書かれていた。今まで出会う度に彼の歌を聴かされたが、いつも目は泣いていた。彼からのメッセージはこの安倍晋三の「日本を取り戻す」危険な政治に闘いを展開しきれてない小生への怒りであると思う。

2014年7月11日金曜日

自民に捨てられまいとする公明党の哀れな写真

琵琶湖の西岸は湖西地方と呼ばれ、福井県との県境の山並みが西方にある。原発まで30キロもない。現在の高島市には饗庭野という丘陵地帯があり、帝国陸軍の騎兵隊の基地が戦前にあり、戦後の占領軍の駐屯から警察予備隊、そして自衛隊の特車部隊へと陸軍の訓練地である。ちなみに特車とはなんだかご存知だろうか。特別な車ではなく戦車のことである。平和憲法の日本ならではの呼びかえである。「饗庭野は自衛隊がお世話になっている地域で、防衛の拠点であります」と滋賀県知事選挙の応援にやって来た石破自民党幹事長が演説したと滋賀民報が写真入りで報道した記事が送られてきた。集団的自衛権行使の先兵である石破のことをここでわざわざ書く気はないが、その写真には、胸を張って演説する石破をしょぼくれた恰好で見ている齋藤鉄夫公明党選対委員長の姿がある。前回までの本ブログで公明党の死を書いたが、この齋藤の姿は自民に連れ添って捨てられないまいと振る舞う公明党そのものである。写真は敢えてアップしないが、公明党の現状を表現した逸品であるから http://blog.goo.ne.jp/uo4/e/3832c4213e4b846d74a561804654a02b をご覧になるとよい。ちなみに、饗庭野には俵山という低い山があり、占領軍が撃った砲弾が轟音を響かせながらその山の向う側を飛んで行くのを聴きながら小生は育ったのである。

2014年7月5日土曜日

公明党の死

ついに集団的自衛権の閣議決定がなされた。憲法に従うべき政府が憲法を自分たちに都合のよい解釈をほどこして、憲法の精神にのっとり多くのの法律を改定すると言うのである。本末転倒とはこのことである。まして自衛隊の海外派遣をやるというのである。安倍自民党の「日本を取り戻す」というスローガンは、戦前の軍国主義を復活させるということが明白になった。これに加担した公明党の罪は大きい。京都市議会と府議会の公明党議員全員に本ブログ「公明党の終焉」外を送信したが、誰からも反応がない。平和の党と喧伝していた公明党は死んだのである。

2014年6月29日日曜日

いよいよ公明党の終焉

毎日歩く散歩道でピンク色のポスターが目に付き、「安定は、希望です」との意味不明の文字が書かれている。公明党のポスターである。この日本文をどう解釈するのかと毎日愛犬と歩きながら考えていた。公明党関係の知人も多く、イベントにも誘われることもあり、先に書いたようにそれなりの期待をしていた。しかし、安倍自民党と政府与党になり、ついに「集団的自衛権」なる憲法の曲解に加担するようになった今の公明党に親近感などない。いろんなブログを検索していて、「安定は、希望です」を「公明党が望む政治的安定が実現すれば、国民一人ひとりが未来へ希望を感じますよ」と解釈しているのに出会った。ということは、自民党にすり寄り、与党でいることが、自らの安定であり、その位置を逃したくないと言っているのだろう。その後の国民うんぬんは付け足しだけとみれば、昨日今日の公明党の振る舞いが納得できる。公明党の支持者は真にこんな党を支持したのではあるまいに。このままで週が明ければ公明党の終焉である。

2014年6月17日火曜日

石原環境大臣は辞任を


石原伸晃環境大臣が616日に、中間貯蔵施設の建設(大熊町と双葉町)について、官邸で菅義偉官房長官に報告した後、「説明会が終わったから今後の日程について話をした。最後は金目でしょ。(菅氏は)こちらが提示した(住民への補償の)金額については特に何も言っていなかった」と記者団に語った。中間貯蔵施設建設では、地元への交付金額や地権者に対する補償額が焦点になっている。石原氏の発言は、政府が地元との交渉を金で解決する意図なのだろう。大熊町の渡辺町長は「中間貯蔵施設は住民が先祖代々の土地やお墓を手放すことになるもので、お金だけで解決できるものではない。それでも必要だからと、協力しようという住民もいる中、その気持ちを踏みにじる軽はずみな発言だ」と述べた。これで思い出すのは、環境庁長官(今の環境大臣)であった彼の父・石原慎太郎が、1977年に、水俣病患者の直訴文に「IQの低い人が書いたような字だ」と言い放ち、さらに、患者さんの中に「偽患者もいる」と発言し、厳しく追及され、4月22日に患者団体と水俣病患者に土下座をして直接謝罪した事件である。親子揃って環境行政のトップに立ち、親子揃って被害者を侮蔑する姿勢に憤りを感じる。環境大臣は被害者救済を進める立場だろうに、その任に不適切であり、即刻辞任すべきである。なさけないおやこである。

2014年6月13日金曜日

公明党が死んで行く

安倍政権の傍若無人ぶりに有効な反撃が打てない野党に失望の日々である。それ以上に公明党の振る舞いが悲しいかぎりである。今から25年以上も前の1984年に、京都の市民が「原爆の図」展を京都市美術館の半分を借り切って開催した。丸木夫妻の名画13作全部を展示し、10日間で3万人の入場者があり、この記録は今でも破られていないのでは。この運動に創価学会員や公明党支持者も多数参加してくれ、その誠実な活動ぶりは主催団体の者に感銘を与えた。静かに平和を願う庶民の典型のような人々だった。その人たちが集まる公明党が集団的自衛権という憲法をねじ曲げる安倍自民党に同調するとは信じられない事態である。庶民の党である公明党が支持者とは関係なく死んで行くとしか思えない。あのおだやかな人々が本当に納得しているとは思えない。声を上げて欲しい。もちろん無党派の市民も。安倍自民党に総選挙で投票した人たちも、そこまでお前に任したのではないと声をあげてもらいたい。それが民主主義の基本であると思う。

2014年6月2日月曜日

『美味しんぼ』騒動の真実が分かるかも

『美味しんぼ』騒動は落着したのだろうか。また、この騒動はなんだったのだろうか。おそらく、福島原発崩壊事故の影響のうちでも核心を表現していたゆえに政府が慌て、言論統制に走ったのであろう。ここにひとつの報告書がある。「低レベル放射線暴露と自覚症状・疾病罹患の関連に関する疫学調査ー調査対象地域3町での比較と双葉町住民内での比較ーと題したものである。2013年9月6日に疫学調査プロジェクト班が書かれたものであり、岡山大学の津田氏らの調査研究の成果である。その結論部分には、「平成24 年11 月時点でも様々な症状が双葉町住民では多く、双葉町・丸森町ともに特に多かったのは鼻血であった。」と記されている。このプロジェクトの一員の中地氏が京都の市民環境研究所で講演をされるので、詳細を知ることができるだろう。関心がある方は参加されては。
  市民環境研究所総会記念講演
  日時:6月21日(土)午後2時〜4時
  会場:京都大学農学部W106教室(京都市左京区北白川追分町)
  演題:「水俣と福島から国の責任を問う」
  講師:中地重晴氏(熊本学園大学)
  問い合わせ:NPO法人・市民環境研究所(075-711-4832)
                                 e-mail  : pie@zpost.plala.or.jp

2014年5月18日日曜日

福島大学学長の嘆かわしき勘違い

福島民友(2014年5月13日)によると『美味しんぼ」の中で、福島大学の荒木田さんが「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います」と語る場面について、福島大学学長が「個人の見解であり福島大としての見解ではない」と文書で表明したとある。こんなことをわざわざ言うまでもないことであり、研究者は常に自分の見解で生きているのであり、学長のお墨付き等をもらうものではない。学長はさらに「多方面の方々にご迷惑・ご心配をおかけしていることについて大変遺憾。教職員には、大学人としての立場をよく理解した上で行動、発言を行うよう、注意喚起していく」と表明したという。学長が個々の教員の発言に注意する権限などなく、研究者同士として議論したいと申し込めるだけである。『美味しんぼ」での荒木田発言が自身の考えどおりならば、学長の発言等に臆することなく主張し続けてもらいたい。学長は何でも教員に命令できるかのように錯覚している風潮が全国に蔓延しており、嘆かわしき大学の状況である。

2014年5月16日金曜日

『美味しんぼ』の表現は間違ってなどいない

『美味しんぼ』の「原発事故と鼻血の関連」が話題になっている。なぜ官房長官までが騒いでいるのか。放射能による人体被害の全容などはまったく分かっていない。にもかかわらず、「放射能と鼻血の関係などない」と言い切る非科学的科学者のなんと多いことか。もしもコメントを求められたら、「そのよな訴えをよく耳にするから、研究者や医者はその関係を調査研究する必要がある」と答えるべきである。科学がなにもかも説明できるなどと思ってもいないのに、説明できるかのように振る舞うのが研究者だと思っている輩が多すぎる。この現象は農薬被害の問題でも同じであった。農民や住民の農薬中毒の全国的な調査など一切されてこなかった。とくに農民の低濃度農薬汚染の中毒症状を箇条書きにすると、各症状とも風邪の症状に類似しているからと消去されて、中毒ではないと結論づけられ、捨て去られた歴史が我が国にはある。放射能被害もまたそのように、もっと強圧的に捨て去る企みがなされている。この『美味しんぼ』は当然の表現だと声を上げなければと思う。

2014年4月30日水曜日

今年の憲法集会は大きな意味を持つー円山公園へ


安倍政権の憲法解釈の偏向は国を危うくしている。
憲法は国民のものであって政府のものではない。
円山公園に集まって考えよう、行動しよう。


5月3日(土,憲法記念日)円山公園 野外音楽堂
13時00分開場 14時00分開会
菅原文太さんからのメッセージ
豊田勇造さんライブ
講演:岡野八代さん(京都96条の会 代表)
若者の主張
講演:出口治男さん(元京都弁護士会会長)
16時00分ウォーク出発(石段下→四条河原町→市役所前)

主催:

「憲法9条京都の会」「5・3憲法集会実行委員会」

2014年4月29日火曜日

先端科学とは

 STAP細胞騒動がテレビの画面から消えたと思ったら今度はiPS細胞騒動が登場した。この騒動は現在の研究者の質を多角的に暴露しており、市民はこの騒動から科学とは、研究者とは、大学とは、を大いに学ぶことができただろう。
 今の大学でのはやり言葉は「先端」、「高等」、「国際」、「産学」のようである。そう言えば京大の構内地図を眺めていたら、先端科学研究棟というのがある。あらゆる研究者はそれぞれの領域での先端に挑戦し、切り開いているのだろうに、京大ではここだけが光り輝く研究者の集まりで、それ以外はくすんだ領域ということなのだろうか。

 「先端科学」と命名しているのは、「金もうけができる科学研究」分野と名付けるのはさすがに恥ずかしいから、「先端科学」という言葉を使っているに過ぎないのに、多くの研究者自身がそのように反論もしないで、「先端科学」という語を使っているところに、現在の日本の科学者の質を垣間みる。

2014年4月27日日曜日

「そこまで任してないわ」と声を上げるべき時

安倍内閣の政治はとんでもないと言わざるをえない方向に、あたかも独裁権力者の振る舞いである。2月22日の朝日新聞朝刊の一面トップの見出しは「武器輸出三原則見直し」とある、その前には「集団的自衛権行使の見直しの5条件」とあり、その前には「憲法解釈は総理の権限」とある。言いたい放題、やりたい放題であり、それに対して与党の一員である公明党はまともなことをほとんど言えていない状態で、さらに野党の生彩のなさにも失望だけである。特定秘密保護法も含めれば、この国は戦前に戻ったかのようである。議会制民主主義とは一体何だろうと思う毎日である。フクシマの現状を併せ見れば、この国は人の住む国ではもはやなくなったのかも知れない。たしかに、先の選挙では自民党を支持し、投票した人が多数であったのは事実であるが、そのような投票行動をした人々は、安倍に「そこまで任した」のだろうか。経済状況の回復を願った人や経済界ですら自民党を勝たせ過ぎたと発言する人物も登場しているという。議会制民主主義をこれからも継続して行くためには、自民党に投票した人々が安倍内閣のこの動きをよく知り、まともに考えるならば、きっと多くの人は、はたして自分たちはここまで安倍に任したのだろうかと悩むはずである。そのように悩んでいる人が身近にもいる。自民党支持者こそが「そこまで任してないわ」と声を上げるべきときだと思う。投票して任したから終わりではなく、その後の政治をチェックして、発言することこそ民主主義の基本ではないだろうか。民主党の菅内閣の時も、野田の時も、民主党に投じた者としてフクシマをめぐって「それはあかん」と声を上げてきた多くの人たちがいた。おだやかな春を楽しむには春を守る気概が必要である。

2014年3月9日日曜日

4月12日「こどもたちに 風を 光を 花を」 こども検診医療基金・関西のつどい



 福島原発が崩壊して3年。大地を人を傷つけて原発の崩壊はまだまだ続く。もっとも被害を受ける子どもたちの保護政策は進むどころか後退しつづけている。「こども検診医療基金・関西」の皆さんはこの現実に立ち向かっておられる。市民環境研究所もその動きを応援しています。基金1周年記念のつどいが開催されますのでお伝えします。ぜひご参加ください。
 日時:2014年4月12日(土) 午後2時から
 会場:ひと・まち交流館(河原町通五条下ル)
 講演:放射線による健康への被害 津田敏秀(岡山大学)
 参加費:500円

2014年3月7日金曜日

明日8日、京都の人は円山野外音楽堂に集まろう

福島原発崩壊から3年。安倍や原子力ムラの再稼働策謀を阻止するために、明日8日は円山野外音楽堂に集まり、市役所までのデモを展開します。午後1時に円山へ。個人参加主体のこの意思表示を成功させましょう。円山でお会いしましょう。

2014年3月2日日曜日

3月8日は円山公園へ。


3月8日は円山公園に行きましょう。
我々の生活を変えてしまった3.11を考え続け、闘い続けよう。


バイバイ原発3・8きょうと
2014年3月8日(土)午後1時30分〜2時45分
●メイン集会

ところ   円山野外音楽堂
内 容
 ●講演      金子勝さん(慶応義塾大学経済学部教授)
 ●スピーチ    避難者からの訴え うのさえこさん(福島市から避難)
          福島からの訴え   地脇美和さん(福島原発告発団・
           子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)
 ●アトラクション 制服向上委員会
 ※のち京都市役所までデモ行進

2014年2月10日月曜日

誠実に生きた若者の悲報


このブログを立ち上げたのは、京都学園大学で発生したセクハラ事件への大学の対応が余りにも不誠実だったから、その実態を記録し、被害者の救済と再発防止を願ってのことである。17回の連載で事態を一通り記述できたので、一旦休止した。大学が教育機関としての自己批判と誠実な対応策を立てたかはまったく伝わって来ない。誠実な対応策など立てられるはずがないだろうと思うほどの質しかない。本ブログの8回目に、「2の被害者になった2期生の卒業式寸前に、卒業生の一人が、自分の名前を明らかにして、この加害教員のセクハラと学部長のパワハラを告発する文書を全学教員のメールボックス入れた。その翌々日・・・内山学長と面談したとき、・・告発文書の内容などはそっちのけで、誰が、どこで・・コピーしたのかとか、メールボックスの所在場所は関係者以外立ち入り禁止であるから、不法侵入で訴えるかなどと真顔で話してきた。・・全学の教員がこの深刻なセクハラ事件を知るところとなったが、教員の誰一人として学生救済に動かず、・・放置された。」と書いた。
 この告発文書を書いた女性が1月半ばに急逝されたとの報せが入った。寒い冬の北海道でのできごとである。卒業直前に、自らの名前を名乗り、この大学の教員の不誠実というか、教育者としてはあるまじき振る舞いを知りながら、黙して大学を去ることができないとの思いからの行動であった。こんな学生がいるのだと知り、その後の小生のセクハラ被害救済行動の基となった。そして彼女の真摯な行動は多くの学生達に感銘を与えた。突然の訃報を知った同窓生が各地から葬儀に駆けつけたことからも分かる。彼女の誠実に生きたいとの想いが読経の中で流れていった。若すぎる別れにただ涙である。